公開日: |更新日:

居抜き物件

居抜き物件を利用して新規開業を目指す方に向け、ここでは、居抜き物件の店舗デザイン・レイアウトで見るべきポイント、居抜き物件を利用した店舗デザインの事例などを詳しくご紹介します。

居抜き物件で開業するメリット

居抜き物件で開業する最大のメリットは、開業のためのコストを節約できるという点です。居抜き物件とは対照的な物件としてスケルトン物件がありますが、スケルトン物件とは異なり、居抜き物件では内装工事や設備導入にかかるコストを大幅に削減できます。その分、オーナーにとっては開業のためのハードルが低くなることでしょう。

また、前テナントのお客さんを、一定程度引き継げる点もメリットの一つ。「前の店は良かったけど、新しい店はどうなんだろう?」と興味を持ってもらえる可能性があるため、集客のとっかかりをつかみやすいと言えます。

居抜き物件の店舗デザインで見るべきポイント

居抜き物件を利用して新規開業する際には、デザインやレイアウトにおいて「ほぼ現状のままで使える部分」と「手を加えなければ使えない部分」に大きく分けましょう。具体的には、次の3点を基準に物件をしっかりと観察し、必要があればデザイン・レイアウトに手を加えていく、といった流れです。

顧客満足度が高まるデザイン・レイアウト

何よりも第一に、顧客のための店舗であることを考えたデザイン・レイアウトにしなければなりません。たとえば飲食店の場合、もちろん料理の味も大事な要素なのですが、客席の位置や明るさなども経営に大きな影響を与えます。

スタッフの作業効率を考えたデザイン・レイアウト

スタッフの作業効率の良し悪しは、そのまま人件費に直結します。飲食店であれば、料理を運ぶまでの移動距離や動線効率をしっかりと考えてデザインしたいものです。

経営効率を上げるデザイン・レイアウト

より多くの顧客に対し、より高い回転率でサービスを提供するためには、デザインやレイアウトも重要なポイント。飲食店であれば、座席数やテーブルの大きさ・形状・配置などの工夫が必要です。

居抜き物件の店舗デザイン事例集

事例1:壁の全面塗装で前テナントのイメージを一新

居抜き物件の店舗デザイン事例集 引用元URL:株式会社シータ(https://www.shiita.co.jp/works_ironman.html)

居抜き物件を利用して鉄板焼きバルを開業した事例。なるべくコストを抑えるデザイン・工事を目指す一方で、以前のテナントのイメージを一新するために壁を全面的に塗装。アクセントとして黄色を入れたりテーブルやイスの色を明るめにしたりなどし、店内全体を活気あるデザインとしました。路地奥という立地なので、店舗外側には目立つ大きな看板を設置しています。

事例2:コストを最小限に抑えた改装

居抜き物件の店舗デザイン事例集 引用元URL:株式会社シータ(https://www.shiita.co.jp/works_avanti.html)

居抜き物件の店舗を利用し、コストを最小限に抑えた工事でワインバルを新規開業。大きく手を加えた部分は、全面塗装した天井と壁のみです。それ以外は最小限の調整程度なので、おおむねオーナーの想定する予算内で開業にこぎつけたのではないでしょうか。設備のカラーに統一性を持たせたり間接照明を上手に設置したりなど、デザイナーのセンスが光ります。

事例3:フェイクグリーンを多用して外観の統一感を演出

居抜き物件の店舗デザイン事例集 引用元URL:株式会社シータ(https://www.shiita.co.jp/works_zounomimi.html)

ショッピングモール内にある居抜き物件を利用し、カフェテリアを開業。店舗前にある広場を一緒にプランニングして欲しいという要望と、なるべく予算を抑えたいという要望のどちらも実現させるため、フェイクグリーンを多用して店舗カラー&店舗イメージを創出しました。店舗前の広場にはガーデンタイプのテーブルとパラソルによる飲食スペースを設置。お客さんがお客さんを呼ぶ演出です。

事例4:既存の設備を最大限に活用した低コスト改装

居抜き物件の店舗デザイン事例集 引用元URL:ローグ・ワン(https://www.logue-one.com/information/page_gallery/yottareya/)

居抜き物件の既存設備等を活かしながらデザインした和風居酒屋。外から店内は見えない設計ながら、入口のスリットガラスから漏れる照明が、美味しい料理とお酒への期待を高めます。前テナントが残した既存のテーブルやイスを再利用しつつ、着物の生地を貼ることで豪華な印象にリメイク。美濃和紙で包んだ照明も随所に置くなどし、低コストにして高級感のある雰囲気の店舗に仕上げました。

事例5:焼き鳥屋さんからセレブたちの集う日本料理店へ

居抜き物件の店舗デザイン事例集 引用元URL:株式会社デザインワークス(https://www.designworks-duo.com/works/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e6%96%99%e7%90%86%e3%81%9f%e3%81%a4%e3%81%bf%e3%82%84/)

前テナントの焼き鳥屋さんを改装し、地域のセレブたちをターゲットにした日本料理店を開業。居抜きの場合、改装の重要なポイントはフロントなので、オシャレながらも重厚感と落ち着きが感じられるように仕上げました。コストを抑えながらも前テナントのイメージを消すため、テーブルを張り替えたりカウンターのデザインを変更したりなど、様々な工夫も実施。こだわりの照明も店内のイメージ刷新に貢献しています。

まとめ

ただ単に「見た目がオシャレなデザイン」ではなく、お客さんが入りやすいと思えるデザインを目指すことこそ、居抜き物件の店舗デザインを考える際の大事なポイント。その意味においては、店舗デザインそのものを追求するよりも、見込客層の心理に寄り添って店舗デザインを考えるほうが大事と言えるでしょう。

デザイン設計料を公表している 東京の店舗デザイン会社3選

店舗デザイン会社を探す際におなじみの店舗デザイン.com及び人気店舗デザイン.jpの両方に個別のページを有する会社の中から、デザイン設計料に関する記載のあるものをピックアップしました。
(※2020年8月時点の調査情報を元にしています。)