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店舗デザインにおける床材の選び方

こちらのページでは、店舗をデザインする際に重要な要素となる「床」について解説しています。床材の種類やその特徴も紹介していますので、検討時の参考にしてみてください。

「床」の重要性とは

店舗デザインにおいては、床は非常に重要な要素といえます、なぜなら、床は店舗の大きな部分を占めていることから、全体の雰囲気を左右する要素となるためです。そのため、お店のコンセプトや業態などに合わせて床材を選ぶと良いでしょう。特に床は1度張った後に再度貼り直しを行うことが難しいため、慎重に選んでください。
さらに注目しておきたいポイントとしては、床が濡れたり汚れたりする頻度が高い店舗の場合には、掃除のしやすさや滑りにくさのような機能面を重視する必要があるという点です。もし床が汚れていたり傷があったりすると、お客様に不衛生な印象を持たれてしまうこともあります。

床材の主な種類

フローリング

店舗だけでなく住宅などにも多く使われているフローリングは、木材をベースとした床材です。「単層フローリング」と「複合フローリング」の2種類に分けられていますので、その違いをご紹介します。

単層フローリング(無垢材)

単層フローリングは天然の木材を使った床材です。スギやナラなどを使っており、自然ならではの質感や風合いを楽しめる点が特徴です。また、調湿効果や断熱性に優れているという面もありますが、気温や湿度の影響で反りや割れが発生しやすい、また傷がつきやすいといったデメリットも持っています。価格帯としては比較的高価であり、3ヶ月から4ヶ月に1回はメンテナンスが必要であるという特徴もあります。
こういった特徴から、単層フローリングは床が濡れやすい飲食店や美容室などでは避けた方が良いと考えられている床材ですが、もし使用を検討する場合には、ケヤキやブナなど強度のある素材を選ぶとよいでしょう。

複合フローリング

複合フローリングは、合板など基材の表面に薄い化粧板を張り合わせて作られた床材です。その特徴としては、反りなどの発生が少なく、耐衝撃性・耐摩耗性といった機能を備えたものもある、という点が挙げられます。
また価格が安価である点、掃除もしやすい点からコスト・手間のかからない床材を探している場合には複合フローリングを選ぶと良いでしょう。ただし外光に弱いという特徴があるため、表面材が割れたり変形に注意する必要があります。

塩化ビニール

床材のうち塩化ビニールのものについては「クッションフロア」や「長尺シート」などがあります。それぞれの特徴についてご紹介していきます。

クッションフロア

クッションフロアは、その名前から想像できるとおり衝撃吸収性に優れている床材です。例えば、保育園や高齢者施設など、転倒による怪我が心配される施設などに適している床材であるといえるでしょう。
素材はビニールではあるものの、リアルなプリントを施された製品もあり、木目調やコンクリート調などさまざまな種類がありますので、店舗のコンセプトや実現したい雰囲気に合わせて選べる点もメリットです。
ちなみに、クッションフロアは樹脂シートとも呼ばれています。

長尺シート

長尺シートとは、表面にエンボス加工が施されている床材です。滑りにくい点や高い耐久性・抗菌性を備えている点が特徴となっており、福祉施設や病院、公共施設など不特定多数の人が訪れる場所の床材として多く用いられています。

タイル

タイルの床材にはさまざまな素材が用いられています。例えば天然石やセラミック、磁器などといった硬質素材で作られていることから、土足でも使用できる耐久性の高さが特徴です。また水や油・火にも強いといった面もあります。
ただし、タイルの床材を使用した場合には簡単に張り替えができないという点がデメリットとして挙げられます。さらに、水などで床が濡れてしまった場合に滑りやすくなるものも中にはありますので、転倒事故には注意しましょう。

カーペット

ホテルや喫茶店などで多く使われているカーペットは、防音性に優れている点が特徴です。その上を歩いても足音が響きませんし、椅子を引く音なども気になりませんので、静かな雰囲気の場所で多く採用されています。
ただし他の床材と比較すると汚れがこびりつきやすいという面があり、さらに水にも弱いため、飲食店などでの使用にはあまり向いていません。また、消防法の規制によってカーペットが使えない場合もありますので、もし使いたい場合にはあらかじめ確認しておくことが必要です。

床材選びの注意点

業態に合ったものを選ぶ

床材を選ぶ際には、店舗の雰囲気に合っているかどうかという点はもちろんですが、業態に合ったものを選ぶという点もポイントのひとつとなってきます。上記でも少しご紹介していますが、飲食店や美容院など床が濡れたり汚れたりしやすい業態の場合には、滑りにくい床材を使用すると転倒事故のリスクを低くできます。
また店舗内の清潔なイメージを保つためにも、掃除がしやすい床材かどうかという点も考慮しておきましょう。

メンテナンスの頻度や費用を把握する

床材はしっかりとメンテナンスをすることによって、きれいな状態を保てます。そのため、導入時の費用に加えて将来的なメンテナンスにかかる費用はどれほどなのか、といった点もしっかりと考慮して床材を選ぶことが必要になってきます。
例えば、導入時の費用が安いからというだけで床材を選んだ場合には、物によっては数年で張り替えになってしまい、結局のところ費用が高くつくケースもあります。あらかじめどの程度の頻度でメンテナンスをする必要があるのか、さらにその場合の費用はどれ程かかるのかといった点を調べた上で、どの床材を選ぶかを検討しましょう。

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