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ここでは、路面店のメリットや店舗デザインのポイント、路面店のデザイン事例などをご紹介しています。集客のしやすさという点では、空中店舗に比べて圧倒的に有利な路面店。開業前に大事なポイントを押さえておきましょう。
路面店として開業することの最大のメリットは、何より集客のしやすさにあるでしょう。2F以上の空中店舗の場合、お客さんに一定の能動的な意志や手間を強いる形になりますが、路面店にはそれがありません。集客の点では、圧倒的に有利と言って良いでしょう。
他にも、店舗デザインの自由度の高さもメリットの一つ。店舗入口に観葉植物や看板を置いたり、屋外と境目のない飲食テーブルを設置したりなど、空中店舗にはないデザインの可能性が広がります。
路面店の店舗デザインにおける大事なポイントとして、以下3点をチェックしておきましょう。
多くの人の目につきやすい路面店である以上、そのメリットを最大限に活かし、通行するターゲット層の注目をひく店舗デザイン・レイアウトを意識しましょう。たとえば飲食店ならば、提供している料理の魅力が歩いている人にも直感的に伝わるよう工夫してみてください。店舗前に立て看板の設置ができるかどうかも、事前に確認しておくようにしましょう。
路面店の場合、間口が広ければ広いほど、入店するときの心理的な敷居が低くなると言われています。初めから間口の広い物件を借りられれば良いのですが、それが難しい場合には、間口を広くするリフォームを検討してみると良いでしょう。間口拡大のリフォームが可能な物件かどうかを、事前に確認しておきましょう。
通路と店舗入り口との間に段差や障害物があると、想像以上に集客力が下がります。バリアフリーという視点での集客力低下もありますが、それ以前に、段差や障害物が入店の心理的抵抗になってしまうことが集客力低下の大きな原因です。事前に工事をしてそれらの問題を解消できるなら良いのですが、解消できないようならば、別の物件を探したほうが良いかもしれません。
引用元URL:クロノバデザイン株式会社(https://www.chronoba.com/works/281.html)一見、何を扱っているのか分からない路面店。実はこのお店、亀戸で人気の某焼き鳥店の西麻布店とのこと。本来であれば、ここが焼き鳥店であることをアピールする外観デザインが原則ですが、この事例では、逆に何のお店であるかを隠すかのようなデザインとしています。そのようなデザインを選んだ理由は、このお店が限られたお客さんだけを対象にした紹介制だから。何のお店かをアピールしないほうが、紹介制のお店という特別感の演出となるでしょう。
引用元URL:クロノバデザイン株式会社(https://www.chronoba.com/works/1264.html)西荻窪の趣きある街並みの中に、そっと佇む人気の寿司店。入口の扉にデザインされた、鶴を描いたステンドグラスが印象的な店舗です。扉を開けて店内に入ると、周辺の落ち着いた街並みの延長にも思えるような、とても厳かな空間。全体的に白木を採用することで、清潔感、緊張感、上質感など高給寿司店にあるべき様々な雰囲気の演出に成功しています。
引用元URL:クロノバデザイン株式会社(https://www.chronoba.com/works/1264.html)外苑前駅から徒歩4分程の場所にあるアートギャラリー。美術館やデザイン事務所が多く立ち並ぶ南青山という立地を選んだのは、ギャラリーオーナーの集客戦略の一環です。一般に「敷居が高い」と思われがちなアートギャラリーですが、そのような印象をなくして若い方々にも気軽に足を運んでほしいとの思いから、「アートの蔵書を活かせるカフェ空間」をコンセプトにデザイン・レイアウトを検討。「新しくてオシャレなカフェができたのかな?」と、思わず足を止めてしまう人も多いようです。
引用元URL:株式会社山翠舎(https://sansui-sha.co.jp/discovery/restaurant/1985/)2020年3月に板橋区で開店した焼き鳥店。一人で店を切り盛りする店主を、お客さんがサポートしながら飲食を楽しむ新しいタイプのセルフ居酒屋です。路面から三連ののれんをくぐると、目の前にはダークブラウンの落ち着いた雰囲気の客席。中央カウンターは立ち飲み向けの仕様で、壁面カウンターには一人飲みに浸ることができるよう椅子を用意しています。古さを感じさせる天然木の数々が印象的。
引用元URL:株式会社山翠舎(https://sansui-sha.co.jp/discovery/restaurant/5148/)都電荒川車庫前駅から歩いてほど近い場所にある和食居酒屋。旬の魚介類やお膳、燗酒を楽しむことができる魅力的なお店です。ややスペースが限られた店内ということもあり、壁面に吊り戸棚やオリジナル什器等を設置するなど、お客さんに狭さを感じさせないよう収納を工夫。酒蔵から譲られた樽の古木を壁の一部に採用するなど、和食居酒屋としての雰囲気作りにも力を入れます。一人で来店し、カウンター越しに店主との会話を楽しみながら時間を過ごす人も多いことでしょう。
多くの人の目につく路面店だからこそ、大成功する可能性がある一方で、大失敗するリスクも潜んでいることを忘れないようにしましょう。家賃の高額な路面店を開業するからには、絶対に成功するとの熱い思いを持つと同時に、プロに相談しながら戦略的な店舗デザイン・レイアウトを検討していくことをおすすめします。