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特に居抜き物件やビル内の店舗で、内装の工事をする際に起こりやすい大家さんとのトラブル。
例えば、工事の契約寸前まで進んでいるのに、後から条件をつけられるパターンがあります。その条件を満たすために計画の見直しが必要となり、さらに工事費用が多くかかることや、最悪工事そのものができなくなるという可能性もあります。
実際のケースでは、施工直前に防音工事を追加するように要求される場合や、デザイン・設備に難色を示されるといったことが考えられます。小さな変更であればまだしも、大きな変更が発生すると工期も延長してしまい、お店の営業にも影響してくるかもしれません。
施工会社とのトラブルもよくおこる事例の一つです。世の中には悪質業者も存在します。例えば契約を急かしてきたり、工事の図面を渡してくれない、口約束のみで工事を始めようとするなどが特徴です。
ポイントは「よくわからない」という状態で進めないこと。書面で契約を行おうとしない業者はその後もトラブルが発生する可能性が高いため、その時点で交渉を終了させることを検討したほうが賢明でしょう。
工事が始まった後は、近隣住民とのトラブルに注意する必要があります。多くみられるのは騒音のトラブルです。
内装工事には2ヶ月前後かかるものもあります。事前に同じビルの入居者や隣の建物の方に、あいさつとお詫びを行っておきましょう。
また、店舗デザインの模倣問題がトラブルとして起こってくる可能性もあります。特許庁が店舗のデザインも知的財産権に加える方針を検討しているそうです。
他の店舗が自分の店舗デザインを模倣するケースもありえますが、逆にデザインを模倣されたと難癖をつけられる可能性も出てくるでしょう。
「客席を多くしすぎて通路やエントランスが狭くなってしまった」といったレイアウトの問題から、空調換気がうまくいかない・水漏れ等の問題が発生するなど、設備の問題も無視はできません。
売上を気にするあまり客席が多くなり、狭く居心地を損なってしまうという事態は避けたいものです。施主の意向を無視しようとする業者は問題外ですが、プロとしての意見をはっきりと伝えてくれる業者を選ぶようにしましょう。
また、施工においてケーブルがうまく隠れるような配線ができているか、水漏れなどの心配はないかなど、多くのチェックポイントがあります。引渡し前の検査が可能かを業者にしっかりと確認し、器具や設備のチェックも怠らずに行いましょう。
さまざまなトラブルの可能性がありますが、あらかじめトラブルを回避するためにチェックしておきたいポイントがあります。
近隣住民や周りのテナントへのあいさつ回りは早めにしておきましょう。
大家さんとは早い段階でしっかりと話し合いをすることにより、工事直前で計画変更するといったトラブルを避けられます。
あらかじめ物件に欠損部分がないかどうかを確認しておきましょう。改装までしっかりと設備が機能するかのチェックが必要です。
これまでは店舗デザインは意匠権の対象外でしたが、特許庁が意匠権の範囲を広げることを検討しています。そのため、自分の店舗デザインを模倣されることを防ぐためにも意匠権の対象にすることをおすすめします。
予定通りに工事が進むかどうか確認するために、必ず業者から図面を受け取るようにしましょう。図面がない場合には依頼した通りに工事が進むかどうかわからないためです。
内装が完成した後には、契約書通りに工事が済んでいるかを確認します。希望通りの工事が行われているか、指定された建材が使われているかをチェックしましょう。もし気になることがあれば必ず業者にその場で確認をします。
内装デザインにおけるトラブル事例とトラブルを防ぐ方法について紹介しました。店舗デザインを依頼する業者を選ぶ場合には、これまでの実績を見ることができること、そしてデザインから施工まで一括で発注できる会社がおすすめです。トラブルを防ぐためにも、業者選びは念を入れて行いましょう。